平成26年度 第5回理事会 議事録

 

.日    平成26726() 14:0016:00

.場    弘前大学医学部附属病院 2F 検査部 カンファレンス室

弘前市本町53    Tel.0172-33-5111

3.出席者 : 小島 佳也、秋元 広之、齋藤 浩治、藤田 絵理子、増田 望、三上 ルリ子、斉藤 仁、

佐藤 めぐみ、木津 綾乃、木下 純一、高井 重男、奈良 秀則、久保 忠利、野坂 亨治、

吉岡 治彦、安田 善一、阿部 浩

4.欠席者 : 川村 多蔵

 

定款第5章第32条及び諸規定により、議長に小島会長があたり、書記に佐藤、木津理事が指名され、審議が行われた。

 

【議題】

1.今年度の健康展について

小島会長より以下のように報告があった。

弘前市の健康まつりで血糖、尿検査を行う計画を進めていたが、厚労省から春に出された「検体測定室に関するガイドライン」により、これに則っての開催は難しくなった。参加者も募っていたが急遽参加を取りやめる運びとなった。これに関して弘前市の健康増進課に小島会長がお詫びに行き、参加取りやめについては弘前市から理解が得られた。

ガイドラインに基づくと、医師を置いて検査結果の説明をしなければならないが、診療行為にあたるため診療所登録をしなければならないことが問題である。弘前市では市が運営する検診センターがあり、夜間診療が可能な診療所がある。そのため仮設診療所の登録が簡単にできるため、健康展ではこれを利用したいと考えている。実際に手続きをするのは弘前市であり、市の了解も得られている。

弘前市の担当者からは医師について質問があり、派遣する医師は弘前市医師会所属の医師にするか、弘前市と関係のない医師にするのかを医師会と相談して欲しいと要望があった。これについては、中弘南黒支部長の奈良理事に対応をお願いしたいと考えている。

八戸市の健康展については、頸動脈エコーを行う場合、これまで通りでの実施はできないため対策が求められる。また、健康展に関わる標準作業書、台帳関係は青森県の事務所での管理にしたいと考えているが、管理者がいないことが問題である。

 

2.検査と健康展について

  小島会長より以下の通り報告があった。

  前回の理事会で議題に上がった検査と健康展について、今年は参加予定であったが「検体測定室に関するガイドライン」によりこちらの参加も見送ることとした。青森県は2年連続で不参加であるため、来年に向けての開催を模索している。開催の第一候補は、診療所登録などを含めて開催できる土壌がかなり整っている弘前市である。

開催時期については、基本的に11月が日臨技で示した検査普及月間になっているが、開催時期をずらしても補助金などの対応をしてもらえるのかを問い合わせたところ、了解が得られた。また、前回理事会の時点では各支部で行われている健康展と共催で実施する予定であったが、少なくとも一か所は診療所登録できるところがあるため、単独開催を考えている。

 

・奈良理事より、健康展を行うにあたり、診療所登録が必要条件であるのかと質問があった。

・小島会長より、結果についての説明をせず、ポスターなどで患者自身に判断してもらう形にすれば登録は必要ないとの回答があった。

・奈良理事より、予算をつけて新しくポスターなども作ってもらいたいとの意見があった。

・小島会長より、全国で類似するポスター、パネルなどは送ってもらうことは可能だと聞いているが、確認をとると回答があった。

・久保理事より弘前開催の場合の場所はどうするのかとの質問があった。

・小島会長より、弘前はヒロロがあり、かなり安くイベントスペースなどを貸し出している。現時点ではヒロロを考えていると回答があった。

 

3.その他

小島会長より配布資料に基づいて以下のように報告があった。

平成26628日に北日本支部幹事会が行われた。

1)部門長選出について

各道県に任せてほしいと提案したところ、一応の了解は得られたが、変わるかどうかは不明である。

2)北日本支部の研修会について

運営マニュアルが改訂中である。今現在、各支部の研修会担当者の旅費を考慮して、極力担当県の人が実務委員となる方針がマニュアルに記載されている。青森県では輸血と感染制御部門の研修会が予定されているが、輸血の方で既に、各道県の部門長の旅費が不足しているため、県から補助を出してほしいと相談がきている。それについて日臨技に問い合わせたところ、県の補助は会計上認められず、寄付という形であれば良いとの回答があった。青森県としては、寄付も可能ではあるが、過去に事例がないため、今回は見送ることとした。

この事例を報告したところ、各部門の部門長が一堂に会する機会がないことが話題に上がった。研修会の時期に集まる機会を作ってほしいというのがほとんどの会長の意見だった。

日臨技での協議では、全国の部門長の旅費を負担するとなると予算が莫大になるため、日臨技から出すことはできないとしている。そのため各部門長を研修会の実務委員として招集し、研修会予算の中で部門会議を開催するなどの工夫をしてほしいとの意見があったが、これについてはマニュアルが改訂中であるため、今後どのようになるかは不明である。

3)北日本支部医学検査学会について

岩手県で開催準備がされており、青森県からの演題は10題の予定である。

青森はシンポジウムで生物化学部門が割り当てられている。小島会長が生物化学分析部門の現状としてアンケートを集計して発表する予定である。

 4)検査基準範囲について

    716日に青森県医師会長の元に就任の挨拶と検査基準範囲についての要望があり小島会長が出向いた。 平成21年に青森県医師会として検査基準範囲について出した文書を元に、青森県検査技師会として基準値の共有化を進めてきたが、今後新たにJCCLSから出された基準範囲の普及がすることが考えられる。そのため、新たに文書を作成してもらう必要がある旨を説明し、医師会長より了承を得た。

・いつ頃を目処に変更する予定かと質問があり。

・小島会長が医師会主導の元に地域一斉に変更したいため、医師会に文書を早めに出してもらうよう働き

かけたい。時期についてははっきりしないとの回答があった。

 5)検査の説明ができる検査技師の育成について

    検査の説明ができる検査技師の育成のために、昨年佐藤前副会長が指導者講習会に参加した。予定で 

   は会員の1割(青森県内では5060名)を目標に研修会を実施する予定で、平成2712425日に

   かけて研修会を企画している。各支部の総合管理部門員に実務委員をお願いしたいと同時に、各施設か

   ら受講者を出して欲しい。参加費は一万円で、可能であれば出張の形で出して欲しい。検査技師として説

   明可能なのは、検査の臨床的意義と医師がカルテに記載した内容についてであり、検査の説明ができると

   あるが検査の何が説明できるのかは不透明なままではっきりせず問題が残る。

6)高校生に対しての活動について

     今後、県内から将来検査技師になる人を増やすために高校生に対して技師会として検査技師の啓蒙

    活動を行っていきたい。病院見学や学校に出向いての説明会等、今後協力をお願いしたい。

 

 

議長は以上をもって審議を終了したことを告げた。

 

 

 

会    長                    印

 

監    事                    印